歌とハーモニカは繋がっていると確信できたこと

MARINE-Band明快!パフォーマンス

ボイトレスクールに通っていたにもかかわらず、歌が伸び悩む。

負けず嫌いを発揮して歌とハーモニカを練習。

ただし、喉に負担がかかる発声の仕方で声帯ポリープとなり入院。

 

若い頃、ボイストレーニングを習っていた一番の思い出は、この声帯ポリープのこと。

二番目の思い出は、みんなで企画運営したスクールの発表会とオムニバスCDのデザイン制作だったんです。

さて、前回の続きをお届けします。

▼前回の記事はこちら

声帯ポリープ経験者の戯言
ハーモニカを武器?にして制作チェックに向けて課題曲を猛練習! そんな時に起きてしまったこと。 ▼前回の記事はこちら 朝、起きたら喉に違和感がありました。 出す声もかすれていて、声を出すと喉に物が詰まっているような感覚でした。 ...

ボーカルとハーモニカのスタイル♪

 

手術後、ささくれ立っていた頃、

 

友人があるものをくれたことが私を変えるきっかけになりました。

これがなかったら、ボイストレーナーとしても、ハーモニカプレイヤーとしてもやってなかったでしょう。

 

ドイツのHONER社のBlues Harpというものでした。

 

文房具セットで暇をもてあましていた

本当に、声の出ない時はとぉ~~~~っても暇ですし、イライラしました。
今の時代だったら、スマホでLINE、ゲーム、ググルなんてことが出来る時代です。

当時は本や雑誌を読んでいるか、お見舞に持ってきてくれた文房具セットを眺めてたり筆談用に書いたりしていました。

 

ひまっ!

 

ハーモニカとの3度目の出会い

そんなウダウダな私を見ていた友人が

「そういえば前にハーモニカを吹いてた気がするからこれを・・・」
(気がするんじゃなくて、吹いてました・・・でもあまり上手く吹けませんでしたけどっ)

 

貰ったのはマリンバンドという10ホールズハーモニカと、クロマチックハーモニカです。

クロマチックは高かったんじゃぁないの!?コレ。(実際高いんです)

 

ただ、ワケあってクロマチックは今は殆ど使っていません。楽器そのものの特徴が違うのです。

 

私は10ホールズの方をとりケースを開けて口にくわえて吹き吸いしてみたのです。

 

次の瞬間、自分がビックリしているのに気がつきました。

「なんで?吸って音が出るじゃん。。。。」

 

 

ハーモニカをやり始めた時に吸って音が出ることは知っていました。

ビックリしたのは、音色と音の伸びだったのです。

改めてこの楽器は「腹式呼吸が出来ていれば、吸って音が出るんだ」ということを知ったのです。

 

その時、ある物が眼に入りました。

他の友人が私の筆談のために買ってきてくれた文房具セット。

そこからセロハンテープを取り出しました。

 

harp_2bann-suu

何を思ったのか、ハーモニカのマウスピース(吹き吸いする四角い穴)の1番の穴と3番の穴にセロハンテープを貼り付けました。そうすると真ん中の左から2番目の吹き吸いする穴だけが空いている状態になりますね。

そこで2番の穴を吹き吸いしてみました。

すると、

 

 

ナント!単音が綺麗に吹き吸い出来るではありませんか!

ハーモニカをやって初めて良い音を出せた瞬間でした!

 

後で知ったことですが、初心者はこの2番の穴が綺麗に音が出るかどうかが今後の伸びに左右されるらしいです。

 

え?ハーモニカ吹いていて、周りの患者さんの迷惑かからなかったかですって?
大丈夫・・・だと思います。個室でしたから・・・。笑

パッカーリング

2番の穴で単音がきれいに出せた時、な・き・ま・し・た。

声が出せないもどかしさ、ハーモニカの吹き吸いして出す音色の暖かさと切なさ。
いろんな想いが込み上げてきて・・・・・。泣

【パッカーリング】 ひとつの穴を吹き吸いして音を出す技術

 

無茶な発声している人たちへの救済!

声帯にポリープができたことがきっかけで、歌うこととハーモニカが私の中で一緒に歩き始めたんです。

 

ここからボイストレーナーという仕事をしてみたい、という気持ちも湧いてきました。

 

それからというもの、ロングトーンは前より安定してきました。

さらに

大きな音を(声を)出したい時にはそんなに力はいらない。力まなくてもいい。

この体感が響きに結びつくといったことにも気づけました。

 

やはりどの楽器にも、その特性に合った一番良い鳴らし方があるんです。

楽器の特性を身体に置き換えると、そのままボイトレの発声でのポイントになりますからね。

 

ポリープの「おかげ」といっては変ですが、そう思わざるを得ません。

 

復帰後の発表会・・・♪

レッスンに復帰後、直ぐに目黒福祉センターで発表会がありました。

入院前からこのライブには出演するとエントリーしていました。

確か、復帰の後、ライブ前に1回レッスンがあったように記憶しています。

 

出来は、、、、

自分の歌声とは思えないほど、「スルーー♪」という感じでラクに出せたことをよく覚えています。

声が出すぎて、勢い余って前につんのめるような感じでした。

あ、これがシンコペーションを通り越して、ハシるってやつかw

 

 

というわけで、改めて室長がボイストレーナーになったきっかけと理由

きっかけは、ポリープ。そしてハーモニカの良さにも気づけたこと。

 

そして、ここから歌とハーモニカは切っても切れない関係。その模索の旅へと入っていくのでした。

おしまい。

 

▼こちらも参考にしてください

ビンテージ・マイクを求めて(その2)
ビンテージ・マイクを求めて(その1)の続きです。 ▼前回の記事はこちらから その頃、私は横浜の上大岡というところに住んでいました。横浜といえば、日本でハーモニカが初めて上陸した土地です。 翌年、横浜で「国際ハーモニカフェスティバル95」が開催。 ネ...
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