コミュニケーションの実態は?

people communication納得!伝えることばの心得帳

よく、「コミュニケーション能力をつけましょう」といろんなところで言われています。では、そもそもコミュニケーションって何でしょう?今回はコミュニケーションのことを見ていくことにしましょう。「何を今さら・・・」と言わずお付き合いください。

 

今さら訊けないコミュニケーション

コミュニケーションという単語は、さまざまな状況の目的に挙げられるでしょう。仕事でのコミュニケーション、中学、高校での英語学習でのコミュニケーション、プライベートな人間関係でのそれを含めて沢山ありすぎます。いろんな分野で使われていますからね。

  • 言語教育
  • カウンセリング
  • コーチング
  • NLP(神経言語プログラミング)
  • そして音楽 など

さて、元々このことばの意味は何なのだろう?ここから入っていきましょう。

コミュニケーションの意味

【英語:communication】

〈語源〉 ラテン語:communis/古代フランス語:comunete で語源でcommon(共有の、共通の)が元々の意味。

コーチングの場合 コミュニケーションとは相手に要求していくこと。相手とのキャッチボールによって未完了の状態を完了にしてゆくこと。

NLPの場合 コミュニケーションとは人との交流におけるあらゆる場面をいう。ことばだけでなく、非言語によっても表わされる。

言語学習の場合 コミュニケーションとは意思の伝達、情報の伝達。伝達された情報。

その他 面白いところでは、通信手段のことを指すとも。

簡単に言うと、ことばの4技能(きく、話す、読む、書く)や情報手段を使って共有したり、交換したすることといえるでしょう。

伝わったという勘違い

よく、話しことばボイストレーニングの初期段階で生徒さんに話すことがあります。

「自分はコミュニケーション下手だよ」と。

そうすると目を丸くして「嘘でしょう」という顔をするんですね。しかし、コミュニケーション下手だからこそ、ボイストレーナーをやっているわけです。長く続けてきたのでこれでO.K.とは考えたくないのです。

経験値というスキルだけでは測り難いのがコミュニケーションです。例えば、同じ内容を伝えた場合、ある生徒さんにはスーッと理解されます。しかし別の生徒さんには入っていかない。理解すらしてもらえないこともあります。こちら側が流暢な発話で説明、模範を示した時、相手に理解してもらえない。そこで「生徒さん側の覚えが悪いんだ」とは決して言えないわけですよ。

それは、どんなに良い声で伝えたところで、こちらにある背景知識(スキーマ)と生徒さんが持っているそれとは、違う場合が多々あるからです。ココが興味深いところでもあります。

人はそれぞれ違います。「そりゃそうでしょう」と思われるかもしれません。自分もそうですが、私たちは意外とそのことを忘れてしまい、自分の世界観の中で相手と関わっていることが多いのではないでしょうか。

 

ボイトレとコミュニケーションの繋がり

ここまでの流れで、良い声で発話しても、伝わらない時は伝わらないということが理解頂けたでしょう。

声だけを良くする=アウトプットだけを磨いているだけでは片手落ちです。

人と会話をしている時、きき手に起きることは
①理解する → ②考える → ③次の話を産み出す です。

この3つがほぼ同時進行で進んでいます。ここで考える段階でお互いの食い違いが出てくるわけです。特に会話の背景に存在する隠された意味、これを発話状況から探らないと気持ちが完了しません。

例)今、何時ですか。(普通に時間を訊く場合/いつも遅刻してくる人に「また遅刻したな!」という意味で言う場合)

なので②考える(頭の中で次の準備をする)ということも、話しことばのボイストレーニングでは大切なことだと伝えています。

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まとめ コミュニケーションでは

今回のまとめです。


☑ 声を良くして伝えるだけでは、本当に伝わったとはいえない。

①理解する → ②考える(頭の中で次の準備をする) → ③次の話を産み出す
これらが同時進行して相手との会話になる。


 

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