日本語教師のための表現力養成

20180830jtis1納得!伝えることばの心得帳

西新宿にある日本語学校、日本東京国際学院で、日本語教師養成講座420時間(文化庁届出受理)の実践編の講座を担当させていただいております。それは「表現力養成」というタイトルのボイストレーニングです。

この420時間養成講座は、半年で420時間を終えるように組まれています。前期と後期がありまして、前期は4月から始まり9月まで続きます。後期は10月からです。

今回は、その授業の模様をお届けいたします。なお、日本東京国際学院の養成講座の中で行なっていますので、詳しい内容やメニューそのものについての記述は避け、受講生との関係性や模様を中心に書いていきます。

日本語教師養成講座・文化庁届出受理講座|教育訓練給付金指定講座|日本東京国際学院
日本東京国際学院では、国内・海外で活躍する日本語教師の養成講座を行っております。 日本語教育を志す方々の、検定・資格取得と就職をサポートする養成学校です。 初めての方でも6か月で日本語教師に、定年退職後も活躍できます。セカンドキャリアで日本語教師になりませんか。

ボイストレーニングと日本語教師♪

ボイストレーニング=歌だけのもの

というステレオタイプとしての見方を変えていきたい。

そんな願いを抱きながら講座やレッスンに反映させていきたい。今後ドンドンいろんな分野にボイストレーニングが浸透すれば良いなと。まずは、日本語教育との結びつきから。そのように考え始めてから、かれこれ10年の月日が経ちました。

願ってみても、やってみても上手くいかない場合があります。それでも成功するまでやり続けること。やめてしまったら、そこで終わりという失敗がきますが、やり続けているうちは失敗ではない筈です。

日本語教育能力検定試験がそうです。僕も1度不合格になっています。それでも諦めきれなかったのは、日本語教育に対しての想いが、ボイストレーニングを始めるきっかけとなったこととリンクしていたからです。

ボイストレーナーが日本語教育能力検定試験を受験すると
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室長がボイストレーナーになったワケ
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いろんな意見に発見の連続

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はじめに、日本語教師におけるパフォーマンスのことと、良い声についてのことをピア・ラーニングのような形態で行ないました。学校教育でいうところのアクティブ・ラーニングに近い形です。

【ピア・ラーニング(peer learning)】
ピア(peer: 仲間)と協力して学ぶ(learn)方法のことをいう。日本語教育では、作文でのピア・レスポンス、読解でのピア・リーディングなどの実践例がある。

【アクティブ・ラーニング(active learning)】
学習者である生徒が主体となって能動的に学習活動を行う学習方法のこと。

具体的には、4つのグループに分けて、「良い声」について話し合ってもらいました。そこで出てきた意見に関しては、正誤をつけてはならない。言い換えると

「出てきた意見や答え全てが正解」

ということもあるわけです。

受講生の中には、明快な答えを伝えてくれる方、面白い例えを使って話してくれる方、自分の知っている声についてのことと比較して話している方など様々です。それで良いんだ。いや、それが良いんだ!と判断しています。

「良い声」についての定義づけは本当に色々です。以前こんなコラム記事も書きましたので、必要と思われる方は参考にしてください。

「良い声」を知るために必要なこと
声は思い切り出し続けると、喉が痛くなってしまいますよね。 良く例えとして出されるのが、声帯は笛のようなものであるということ。 リコーダーを思いっきり吹いたところで、決して良い音は出ませんよね。 声帯はデリケートな部分です。ギターで例えていうところの弦みたいなものです。 ま...

ビリーフとの共存?!

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このビリーフという、ステキでもあり厄介なもの・・・。教師はイタイほど分かっているのです。

  • ボイトレってこういうものでしょう。
  • ボイトレと言えば、コレ!

ボイストレーニングで行なう項目は決まっています。シンプルに語ると8項目しかありません。それを提示したうえで、ボイストレーニングと言えば、どの項目を思い出しますか?と尋ねてみたのです。

ここでももちろん、グループで話し合う時間を設けました。

実はこのワークは、ボイストレーナー自身生徒さんや受講者の方々のお互いに持っているビリーフに気づくことにもなるのです。ここに力を入れてみました。

  • 腹式呼吸はお腹に空気を入れる
  • 肚から声を出す
  • 腹式発声はお腹が出る?へこむ?
  • 口を大きく開けて発声するのが良い
  • その他

ビリーフと思われることに一つ一つチェックを入れ、皆さんの様子を伺います。トレーナーから一度や二度言われただけでは、ビリーフを変えることは難しいと判断しています。だから、土台としてマインドセットやボイスそのもののトレーニングなんですけどね。

出来得る限り多様性を受け入れながら、どのように導いてゆくのかは、これからも勉強です。

また、毎回自分自身の宿題も課しています。次回、納得して頂けるかどうかという前に、それが受講生の方々への貢献だと感じているからです。

主役は受講生の方々。一緒に作り上げてゆく。個人レッスンやマンツーマンレッスンの形態で行なっていると、ついつい忘れがちなことをグループレッスンという形態で行なうと、思い出させてもらえます

室長
業務連絡です。舌のトレーニングの件です♪回りやすくするためのサブメニュー、何種類か考えました。

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日本語教師にとって必要なエッセンスをギュっと凝縮

やっぱりボイトレは必要でしょう。もちろんそれだけでよい筈ありません。

音声・音韻、形態、語彙、統語(文法)、語用論、文字表記、教授法、第二言語習得、社会言語学、実習などなど。420時間で学ぶことは、数多くあります。本当に大変です。何が大変かというと、後々アウトプットをしていくからです。そうです。アウトプットをするために学んでいるワケです。

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この養成講座に興味を持たれた方は、直接、日本東京国際学院までお問い合わせください。見学も随時行っています。

この秋、10月からの養成講座のお申し込みとなります。

日本東京国際学院 日本語教師養成講座(文化庁届出受理番号:H30011531023)

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