声を良くすることばかり考えない

voicetraining_2ways ボイトレジム

ボイストレーニングをやっていれば、声は良くなる!

 

確かにそれはそうです。
ボイトレを習う人もそれが目的で通っているわけですからね。
入会してレッスンが始まるとですね、声を良くしようと頑張りすぎて、かえって伸びを邪魔している可能性がある生徒さんにお目にかかります。
何故そんな事が起きるのでしょうか?

 

今回は、伸ばしていくためのボイトレ以外のボイトレについてのお話です。

それは、

ボイトレには、もうひとつの柱がある♪

ボイストレーニングには、歌う話す読むといった分野に関係なく二つの柱があります。

●伸びていくためのボイトレ
●ケア、メンテナンスのためのボイトレ

これは、このサイトのワンバイブスを徹底解剖のページにも書いてありますね。

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運動をしたら筋肉が疲れるのと同じで、声を出し続けていると、発声器官も疲れてきます。

また、いつもいつも体調バッチリとはいきません。
例えば、風邪をひいて熱が出た時に出す声は、気持ちよく出せませんよね。
そんな時は声を出さなければ良いのですが、声を良くすることばかり考えていると、とんでもない落とし穴にハマります。

適当に(適して当たっている)休むことも声にとっては大切です。

ボイトレでは、声をよくすることばかり考えないようにしましょう。

ケア、メンテナンスボイトレの種類

ケア、メンテナンスの意味は、お手入れ、保守、維持、管理などいろんな意味があります。ボイトレのレッスンでも、この部分を疎かにしていると、伸びるものも伸びなくなるんですね。

ここでは、大きく2種類に分けてみましょう。

予防
健康な時に調子が悪くならないように行なう予防としてのボイトレ

調整
身体が不調の時に行う。できる限り正常に近い状態にしておくボイトレ

これは、さらに下位区分として次のように分けられます。

1.喉、鼻が不調の時 呼吸器系
自覚症状あり/自覚症状なし

2.喉や鼻以外が不調の時 呼吸器系以外
自覚症状あり/自覚症状なし

1の場合、症状や程度によって耳鼻咽喉科のお世話になることも考えられます。

近くに耳鼻科があるからそこでいいや!はNG。必ず耳鼻咽喉科で診てもらいましょう。特に音声についての疾患を専門として扱う先生は限られています。

2の場合は、専門のお医者さんで診てもらいましょう。

西洋医学か東洋医学か?

ところで、医者→医学、というとあなたは西洋医学派?東洋医学派?

身体のケア、メンテナンスを考えた時に、西洋医学か東洋医学かの選択肢が出てきます。僕はどちらかというと、西洋医学よりも東洋医学の方に関心や興味があります。

つまり、針、整体やマッサージなどの施術にケアボイトレのヒントがある。と考えています。

 

西洋医学で「病気」ととらえない未病

これよりも前の段階で声のケアやメンテナンスを!というのが自分の考えの中にあるからです。

例えば、ある部分に腫瘍が出来ました。その部分を手術で取りさります。

イヤイヤ。。。ひとつの体なんだから繋がっているでしょう。

血管等は道。身体は大きな地図みたいなものでしょう。

さらに、ある症状に効く、効き目のあるツボを知っておくことも大切になります。

 

何度も経験済みですが、生徒さんの勤めているマッサージ店でマッサージしてもらった後、声の出がよくなっている。伸びやかなしなやかな声になっているのを実感しているからです。


ケア、メンテナンスのボイトレとひとことで言ってもその世界には深みがあります。自分の身体、声に添った予防や調整の仕方、施術など。

まだまだ研究の余地があるゾ!と感じているのです。

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