西新宿にある日本語学校、日本東京国際学院で、日本語教師養成講座420時間(文化庁届出受理)の実践編の講座を担当しております。「表現力養成」というタイトルのボイストレーニングで、今回(2期)もその模様をお届けいたします。
▼第1期の模様はこちらから
▼「日本語教育機関の告示基準」(平成28年7月22日法務省入国管理局策定)第1条第1項第13号ニに規定する日本語教員の要件として適当と認められる研修について届出を受理された日本語教員養成研修実施機関・団体(平成31年3月12日現在)
この420時間の日本語教師養成講座は、半年で終えるようにカリキュラムが組まれています。前期と後期がありまして、後期(今期は第2期)は、昨年の10月から始まり今月3月末まで続きました。
今回は、どんな感じで進められていったのでしょうか。受講生は表現力養成という名のボイストレーニングをどのように感じていたのでしょうか?
なお、この講座は日本東京国際学院の養成講座の中で行なっていますので、詳しい内容やメニューそのものについての記述は避け、受講生との関係性や模様を中心に書いていくのは、前回と同様です。
▼日本東京国際学院のホームページ
▼日本語養成講座 第2期(2018年10月期)スタート
笑いの絶えなかった表現力養成講座♪
今回も前回以上に笑いの絶えない、楽しい講座となりました。
いえ、室長が書くのもなんですが、本当に
といった素敵な勘違い?から、組み合わせのリトミックメニューまで・・・
楽しいと同じ位、いやそれ以上に、今回もこちら側がたくさん勉強になった。やはり主役は受講生。グループレッスンや授業の楽しさは受講生と共に作っていく。そう感じたのです。ありがとうございました。
コール&レスポンス
今回は、コール&レスポンスが多かったのが嬉しかったです。前回とは違った形で多様性を受け入れながらやっていきました。どのように導いてゆくのか?探究心は尽きません。
- 関連科目(例えば音韻・音声)との復習をしながら、点を線に結び付けていったこと
- 同じ内容のことを違う用語、言い回しで伝えられるかどうかといったこと
- 受講生の質問に応えながら進めていったこと
- 脱線のように見えても実は深みのあることを学び合っていた、体感していたということ
- 日本語教師だからこそ、知っておいて欲しいボイストレーニングのこと
- ボイストレーニングスクールや教室がこれだけの数ありながら、ボイトレってまだまだマイナーだと感じたこと
日本語教育の世界では教案(学習指導案または単に指導案)を書いて授業に臨みます。ところが、教案通りに進めた授業が正しいとは言い切れません。
質問あり、それに応じることあり。このようなコール&レスポンスが繰り返される中でアドリブの能力も必要になってきます。お互いに出されたもの応じたものが化学反応を起こし、1+1が3にも4にもなる。
授業は、ライブで行なうミュージシャンや、舞台映像の中で演じる役者のパフォーマンスと同じ。そのように考えています。
【コール&レスポンス(call and response)】
「呼びかけと応答」の意味。元々は音楽の用語。ジャズやロックなどのアドリブ演奏で行なわれる楽器やボーカルによる呼応していく形式。掛け合いのこと。
▼アドリブの記事はこちら
▼今回も「良い声」についての参考記事のリンクを貼っておきます。
教師は一度「声」と向き合おう
日本語教師をはじめとして何かを教える職業についている方々は、一度「声」と向き合ってください。
学習者、受講生の声はどうか?教師として伝える自分自身の声はどうか?
ワンバイブスでも学校の先生(複数名)が、コースの生徒さんとしてボイストレーニングを習得しています。
やはり、教師と声とは切っても切り離せない関係であることは、以前の記事でも話題に上がったことですね。
420時間総合コース 2期生から3期生へ
これから日本語教師になる人にとってボイストレーニングは何なのか?その入口を知っておくことは後々アウトプットをしていくためにとても大切になるのです。何度も言います。アウトプットをするために学んでいるからです。
この養成講座に興味を持たれた方は、直接、日本東京国際学院までお問い合わせください。2019年4月から3期がスタートです。
見学も随時行っております。
お問い合わせは下のリンクからクリック願います。ワンバイブスでは直接のお申し込みは行なっておりません。日本東京国際学院のサイトに飛ぶリンクを貼っておきます。
日本東京国際学院 日本語教師養成講座(文化庁届出受理番号:H30011531023)
▲クリックしたページの下までスクロールしたら、資料請求・無料授業体験のお申込みバナーをクリックしてください。
お電話でも受け付けております。
(お電話は平日9:00~18:00まで)
窓口TEL. 03-3367-1611
フリーコール 0120-912-948(9月25日水曜日より)