パフォーマンス-気持ちの面

light明快!パフォーマンス

パフォーマンス・シリーズの2回目です。今回は気持ちの面について深掘りしていきましょう。

▼前回内容はこちら パフォーマンスで必要になってくる3つの柱

パフォーマンスで必要になってくる3つの柱
あなたはパフォーマンスときいてどんなことを想像しますか? ミュージシャンによるライブパフォーマンス(歌、楽器) 役者さんによるお芝居のパフォーマンス スポーツ ダンス その他・・・ 今では、芸能やスポーツ関係でなくても、パフォーマンスという用語はいろんな分野、...

例えば、

  • 筋肉質のボディ
  • 人格者
  • お金持ち
  • 歌が上手
  • プレゼンがスムーズにいくよう
ある人
・・・に、なりたい。

と、こんな結びつきで考える人がほとんどなのではないでしょうか?(コロケーションといいます)

ここで、ちょっと角度を変えた見方を提案しましょうか。それは、

在りたい自分に近づける♪

在りたい自分に近づける」って、何だかカッコいいですね。あなたには、こんな経験ありませんか?時間がある方は次のリンクページに飛んでもらえると分かります。

▼得意楽器以外の楽器を初めて触ったワクワクドキドキ感

得意楽器以外の勉強方法
前回、アレンジをする上で、基本となる楽器の構成と特性を紹介しました。 今回は、自分の得意楽器(専門楽器)ではない楽器の勉強方法を紹介していきたいと思います。 と、いうのも 自分が演奏出来ない、練習した事がないという楽器を、 すごく敷居が高いもののように捉え...

ワクワク感ってこんな気持ちに似ていると思っています。この記事は僕が書いたものではありませんが、「在り方」それをよく表していると思います。

室長
これが出来たら、こんな自分になっているんだな。ワクワクするなぁ。(^O^)♪

在りたい自分とは、それが叶った後の状態のことを指します。言い方を変えると何か目標を達成した後の将来の自分の姿、これをイメージ(妄想(笑))することとも似ています。

気持ちの面から視るパフォーマンス

前回も書きましたが、僕は

モチベーションやる気

という立場をとっています。モチベーションやる気は同義語ではないという立場です。

【モチベーション】

本来の意味でのモチベーション(動機づけ)とは、きっかけや自発性のことです。「やる気」は上がったり下がったりしますが、モチベーションは上がることも下がることもありません。

▼モチベーションについて

就活ボイトレ、今年は終了!どうなる来年?
先月末から今月初旬(2017年現在)で、ほぼ新卒の就職活動が終わりました。 第一志望の企業から内定を頂けた方 第二志望群の企業に進もう!そう決めた方 そうでなかった方もお疲れ様でした。 阿佐ヶ谷教室では、伝える声力アップコースというコースがあります。就職活動の学生さん...

【やる気≒意欲】

やる気とは字の通り「何かをやろう/しようとする気持ち」で、気持ちのことを指します。「意欲」と似た意味合いで、行動を起こすときの、気持ちのエネルギーと考えてください。

そうすると、

✔ モチベーション=原因にフォーカス→在り方

「◯◯だから」という何かを行う動機になるのがモチベーションです。やることも、やらないことも、その人の「在り方」だと僕は考えます。

✔ やる気=行動するための気持ちにフォーカス→成り方

何かの物事を行う際に出てくるやる気の度合いだと考えています。やる気があると、事は進む方向に成りますし(それが功)、やる気がなければそれはそれまでです。

つまり、先に「モチベーション」在りきなのです。で、次にそこから出てくるのが「やる気」このように解釈をしています。

◇モチベーション(赤字)◇やる気(青字)を出す

今年こそ日本語教育能力検定試験に合格したいから、試験Ⅱを頑張ろう
夫が単身赴任先から帰って来るから、部屋をキレイに掃除しよう

僕もそういう時が多々あるんですが、モチベーションがあってもやる気が出ない時、どうするか?

とりあえず5分でいいのでやってみることです。そうすると、気づくと10分、30分経っていますから。(^^♪


以下、僕が知っている動機づけ(モチベーション)についてアレコレをまとめました。使われている分野、フィールドが違うことを押さえておいてください。

ハースバーグの動機づけ

別名「衛生理論」とも。

アメリカの臨床心理学者フレデリック・ハーズバーグが提唱した仕事における満足と不満足を引き起こす要因に関する理論です。
人が仕事に対して、満足感を感じる要因と不満足を感じる要因は、全く別物であるという考え方です。

衛生要因動機づけ要因
苦痛や欠乏を避けようとする動物的な欲求。

例)会社の方針と管理、給与、労働条件

心理的に成長しようとする人間的欲求。

例)達成感、承認、責任、成長

ここで、ビックリするようなことを伝えています。

衛生要因(不満要因)をいくら取り除いても、満足感を引き出すことにはつながらず、不満足感を減少させる効果しかない。ということです。衛生要因を改善しても、次に新しい不満が出てくるわけです。

心理的に成長しようとする欲求を十分に満たすことが出来なくても、不満足感は増えるわけではありません。仕事の満足感を引き出すには、動機づけ要因にアプローチすべきでしょう。

第二言語習得の面から

日本語教育を始めとする言語教育の世界で使われている用語です。

第二言語習得とは、母語(第一言語)よりも後に学んだ言語のことです。学習者(日本語教育の場合、学生でもなく生徒さんでもなく受講生でもなく、このように呼びます)の中には、すでに母語(第一言語)があります。また、どんなにペラペラでも、母語話者のレベルにまで到達することはできないとされています。

社会心理学者のガードナーとランバートが、バイリンガル環境の元で研究した学習動機の種類です。

道具的動機づけ統合的動機づけ
実利的な目的を実現したいという欲求。

試験に受かりたい、
外国の大学に留学したい、
社会的地位の向上が認められるからなど。

目標言語を話す人々の社会や文化へ
参加したいといった動機づけ。帰属的。その国の文化に魅せられて上達する。

フランス語を学ぶカナダ人学習者に対する研究から、統合的動機づけによる学習の方が学習者の伸びと到達度が高かったとしました。

ところが、フィリピンでの英語学習者を対象とした研究の場合、道具的動機づけの方が大事だという結果も出ていますので、一概にどちらが良いとはいえません。

教育心理学の面から「お金を見せるとやる気がなくなる?!」

教育心理学の立場からでは、次の動機づけが登場します。

外発的動機づけ内発的動機づけ
促進(賞賛や報酬)
抑制(強制や懲罰)などが要因。
学習そのものが目的ではない。
職場環境や上司などの外部から受ける
要因がきっかけで行動を起こすのが特徴。
知的好奇心(関心がある)

それ自体が面白いし、理屈抜きに楽しい
自発的な、内面から出てくる動機づけ。

行動を続けられるため、自律学習が可能。

【達成動機】 努力によって達成できる見込みのある課題や意味・価値のある仕事を努力して成し遂げたいとする動機のことです。

別のある人
今は難しい(かもしれない)けど、頑張れば何とか達成できるかもしれない。

と思える目標に対して、達成動機がグン!と高まるとされています。

あなた自身の中で目標を小さなステップに分けることも大切ですね。

ボイストレーニングなどの習い事をやっている生徒さんは、この達成動機を頭の片隅に入れておくようにしてください。

アンダーマイニング効果に注意

別名「過正当化効果」とも。

内発的な動機づけをされて行なった振る舞いに対して、外発的動機づけを行うと、途端に行動意欲が低減することがあります。

外的な報酬を求めずに自ら進んで行った行為、例えば、ボランティア活動や何かの奉仕に取り組んだことなどを想像してみるといいでしょう。このような振る舞いや行為は、その人の気持ちの中ではとてもシンプルでピュアなパフォーマンスであるはずです。

ピュアな気持ちでパフォーマンスをした人
役に立ってうれしい。周りの人と一緒に達成感を味わいたい。

こんな内発的動機づけによって行動しているはずです。

しかし、ある日突然それらの行為に対して金銭などの報酬が与えられるようになったとしましょう。

室長
そ、そうかぁ。ここで「ギャラを貰えるよ。時給〇〇〇〇円だよ」と言ってはダメなんだぁ。

そうです。不思議なことに、それをやりたくなくなってしまうのです。やりたいからそれをやっていたのに、お金がチラつくと、やる気がなくなってしまうんですwww

無意識の中で求める価値(対価)が置き換わり、パフォーマンスレベルが一気に下がってしまったんですね。


動機づけがパフォーマンスに及ぼす役割は大きいのです。

次回は、肉体面、そして何をするか?といった行動面にフォーカスを当てて、詳しく見ていく予定です。興味のあるあなたは、次回もお立ち寄りください。m(_ _)m♪

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