ボイトレでインナーマッスルを使えるようにする

支え筋トレ体幹インナー ボイトレジム

今回は、先日、某民放の朝の番組で放送されていたコーナーを観て室長が感じたことをまとめています。

体感やインナーマッスルの重要性がいわれて久しくなります。

具体的には、肩凝りや腰痛はインナーマッスルを使えていなかったことが原因だといわれています。インナーマッスルに意識を持ってゆくことで、肩凝りや腰痛はもちろんのこと、呼吸のやり易さ、発声を助けることにもなります。

ボイストレーニングのレッスンで行なっているウォーミングアップのメニューが、インナーマッスルを使えるように出来るメニューとよく似ていたのでビックリしたのでした!それは一体?

鍛えるよりも使えるトレーニング♪

最近のスポーツ医学の分野では、

  • トレーニング≠鍛える
  • トレーニング=使える

といった立場に立っています。

ボイストレーニングの分野ではどうでしょうか?

トレーニングだから、鍛えるんでしょう。

という人もいれば

使えるトレーニングを!かぁ。わかる気がする。

と解釈は様々なのではないでしょうか?

イイトコどりをして「鍛えて使える」とうのは、平成までの考え方でしょうか(笑)

少なくとも鍛えるのはアウターマッスルで、その目的は力を入れるためインナーマッスルは使えるようにするためのもので、生活するためのものと言われているのです。

インナーマッスルとは、身体の奥にある関節や内臓を支えるための筋肉群のことです。

その生活のために使えるようにするインナーマッスルは、ボイストレーニングでできるのです!

お腹ポッコリもインナーマッスルを使うことで正常に戻してくれるらしいのです。ただし、ボイストレーニングを行ったところでお腹ポッコリやふくよかさがなくなるわけではないことは、下の記事でも書いてあります。

ボイストレーニングをやって得られるモノ
あなたがボイストレーニングを習う目的は何でしょう?ボイストレーニングをやって得たいモノは何でしょう? マーケティングの世界ではベネフィットと呼ばれていますが、今回の内容はマーケティングのお勉強ではありません。 習っているあなたは、今一度考えてみるのもステップアップのための良いきっかけとなります。これ...

体幹とインナーマッスル(復習)

ここで、ふたつの違いを見ていきましょう。あなたは体感インナーマッスルの違いはお分かりでしょうか?以前の記事にも載せてありますのでこちらをクリック。

▼体幹とインナーマッスルの違い

発声と寒暖差との関係
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ということで、令和になって今のところに引っ越して使い始めたボイトレグッズはこれです!こちらは体感を鍛えています。

バランスボールを使って歌えるカラダを作ろう
いきなりご覧いただいている方へ質問です。上に載っているアイキャッチ画像、この写真が今回の記事のヒントになるんですが、この正体は何でしょう? 2019年に教室を移転した後で、レッスンで使い始めたグッズがありまして。今回はこれを主人公にして書いていくことにします。 発声に必要な体幹を体感する力♪ 発声に...

インナーマッスルのチェックの仕方は、簡単です。

  • 立ったまま靴下を履けるか?
  • 片足だけで椅子から立つことができるか?
  • 四つん這いになって腰の上に定規を置く。どちらかの片足を挙げた時、定規が落ちないで真っすぐになっているか?

これらができないと、あなたのインナーマッスルは弱っているということになります!さらに衰えてくると、背中が丸まり動物のような四足歩行に戻って(?)しまうらしいのです。

今回は体に起きる症状の中で、特に次の3つを出していました。

症状↓ アウターマッスル インナーマッスル
肩凝り 炎症を起こしているのは
僧帽(そうぼう)筋
原因は
菱形(りょうけい)筋の衰え
腰痛 炎症を起こしているのは
脊柱起立(せきちゅうきりつ)筋
原因は
腹横(ふくおう)筋の衰え
便秘、尿漏れ 原因は
骨盤底(こつばんてい)筋群の衰え

僧帽筋:首・肩甲骨・背中にかけて大きく広がる筋肉。

菱形筋:僧帽筋の深部にある筋肉。脊椎から左右の肩甲骨までの一対の筋肉。

脊柱起立筋:良い姿勢を保つための要となる脊柱を支える筋肉群。外側の筋群を腸肋筋、中間内側の筋群を最長筋、最内側の筋群を棘筋とよぶ。

腹横筋:腹部の筋肉のうち腹壁外側部を走る側腹筋のひとつ。 内腹斜筋のより深い層にある筋肉をさす。【以上引用:Wikipediaより】

骨盤底筋:骨盤の底(下部)にある筋肉の総称で、骨盤内臓器を下から支え、排尿、排便のコントロールする役割を担っています。【引用:亀田メディカルセンターサイトより】

これらの筋肉群は、姿勢と密接な関係があるといわれています。その中でも特に呼吸・発声時にダイレクトに関係してくる筋肉群は、骨盤底筋と腹横筋です。

呼吸時におけるインナーの使い方

息を吐くときに腹横筋が使われる。ということは連動して菱形筋も使われています。この連動があるので、高音域を発声するときに首が前に出たり、背中側が硬いと声が出ずらくなるのです。

ここから先は、呼吸法になってきますが、

胸式呼吸から腹式呼吸へのゆっくりしたチェンジ、さらに腹式呼吸でも吐き始めにお腹の周りが膨らむのか凹んでいくのか?といったタイプに分かれます。

ただ、いずれのタイプも共通して言えることが

  • 鳩尾
  • 丹田
  • 腹横筋~腹斜筋
  • お尻の穴をすぼめる

この4項目を中心に、余分な部位(上半身下半身共)に力が入りすぎていいないか?です。筋肉は繋がっています。これらの連動は日々のトレーニングで培うしかありません。

呼吸のおはなし
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生活の中で採り入れられる動き

インナーマッスルは、歯を食いしばって激しく行なう必要はないそうです。それはアウターマッスルを鍛えることになってしまい、インナーマッスルを使えていることにはならないのです。もともとは、生活の中でインナーマッスルを使えることが目的。ならば、生活の中で意識することはできるのでしょうか?

これはもう、時間をとって行なうメニューというより、気づいて動けるかどうかです。

  • 下りる時はエスカレーターより階段を使う
  • 座る時にはゆっくりスクワットしながら座る

これをやりながら意識して呼吸を行なえば、にわかに「ながらボイトレ」であなたの声を「激的に」変えることが出来ちゃいます。ただ、やっているだけでは効果は薄いですね。意識することで脳にインプットされ、表現(歌ったり発話したり)というアウトプットにも役立つというわけです。

▼ながらボイトレはこの記事も参考に

「ながらボイトレ」があなたの声を「激的に」変える!(その1)
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ボイストレーニングで行なっているウォーミングアップメニューが役にたつ!

実は、ワンバイブスでは、正に「(歌に発語発話に)使えるボイストレーニング」をウォーミングアップのメニューとして行なっています。

某民法の朝の番組に出演している著名なスポーツ解説者が得意げに、

このやり方で全てをまかなえるんですよ。

これを観た時室長は

ウォーミングアップでやっているメニューとほとんど同じじゃん。

そのように感じました。

それは、

  • お辞儀呼吸(勝手にそのようにネーミングしています)
  • プランクからある体制に持っていっての呼吸

現行在籍生徒さんにとっては

へぇ~。このメニューがそうなんだ♪

と、驚かれるかもしれませんね。


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