独学でやってはいけないボイトレとは

禁止のピクトグラム ボイトレジム

メディア・リテラシー、情報リテラシーと言われ続けて久しくなります。元々は読み書きの意味でしたが、だんだんと意味範囲が変わり、今では情報を取捨選択する能力と言われていますね。

今回は、ズバリ!『独学でやってはいけないボイトレ』についてお伝えしましょう。独学でやってはいけないのはどんなやり方なのでしょう?

自分の正解はトレーナーと創り上げていく

ボイトレをやっている4割程度の人しか知らないこと
トレーナーとして生徒さんに向き合っていると、いろんなタイプの方にお目にかかります。 例えば、 この曲をこう歌いたいとテクニック面をいろいろ訊いてくる人 ライブに出たい!といってパフォーマンスを求めてくる人 自分でライブを企画運営する力もないので教室側にそれを求めてくる人 とにかく直ぐにうまくなりたい...
言語化は大変なことで難しい
ボイストレーナーは言語化して伝える仕事をしています。ただ言語化することが難しい分野を言語化して伝えています。 これは、トレーナー、インストラクター、講師、先生、コーチと呼ばれている人たち全てに当てはまるんではないでしょうか? トレーナー、講師の仕事が出来るかどうかは、言語化出来るかどうか? と言い切...

YouTubeの検索をかけて、上から片っ端にメニューをやっている。これ、絶対にマズいです。嫌な指摘で申し訳ありませんが事実です。何故ならこの行為は「コツだけ」を知りたがっているからです。コツだけを求めたところで解決にはなりません。

コツ=答え

ではないからです。

今回の内容をふた言で言い表すのなら、次のようになります。

男性トレーナー
トレーナー

①ググってタグったコンテンツのコツだけいただいても、結果は良くならない
正解はひとつだと思い込まない。

今回は教育改革実践家の藤原和博氏の考え方を参考にしながら書き進めていきます。

リテラシーとは、アタマの柔らかさ

藤原和博氏

  • アタマの回転の速さのことを情報処理力
  • アタマの柔らかさのことを情報編集力

と言って分けています。

「自分の言葉」を発信できる若者を育てる それが教育の原点です。

藤原氏によると、
情報処理力とは正解を求める力だそうです。

そして
情報編集力とは納得のいく解釈(納得解)に繋がるためにブレンドさせる能力だそうです。

正解ではなく納得解という用語が心を惹かれました。
簡単にまとめると次のような表になります。

情報処理力 情報編集力
アタマの回転の速さ アタマの柔らかさ
正解を求める 納得解を求める
勉強 遊び

目先のアウトプットばかり追いかけているから・・・

コツだけ学んでも歌は上手くなりません。両声類の声は習得できません。魅力ある声にはなりません。堂々としたステージングはできません。納得いくプレゼンは出来ません。

①検索をかけてみて、上位に上がってきたものをクリック
②取り敢えず見よう見真似でやってみる
③上手く出来ない。上手くいかない。何故?

このようなことをやっているから、あなたにとっての正解が分からなくなるのです。本質はそこではないのです!!!

何故なら、そこで得られる情報はやり方の手順だけアップされているだけで、やり方の背景やベネフィットが書かれていないからです。

コツというのは、コツをつかんだ人が最短で上達する道筋なのです。そこに至るまでにはかなりの努力を要したかもしれません。

音楽や芸能の世界で一部そのような傾向がありますが、どうも

私のやり方さえ真似ていればあなたも●●ます

のような、「コツそのまま至上主義・右にならへ」の風潮が今でもあることには、閉口します。

●●の中には

  • 上手くなり
  • 唯一の正しいメソッドを学べ

などです。あ、別の分野ですと・・・、

  • あなたも稼げ
  • これまでの人生が嘘のように楽しくなり

などです。このようなテクニックに走るから、正解はひとつと思われがちな傾向にあるのではないでしょうか。テクニックだけ学んだところで本質を理解体感していないと、本当の意味で「わかるからできる、できるからいつでもできる」にはなりません。

正解はひとつだけではない

こう言い切れるのは、時代の流れに揺らされながら、これまで室長がやってきたことをブレンドさせ、試行錯誤した結果からです。もちろんこれで完成形ではありません。

素晴らしい何人もの経営者が言われるように

一生涯、探求です。

では、何が正解なのか?というと

声、表現、発話、歌、楽器演奏に関して言えば自分の体の負担を最小限にとどめ、納得のいくパフォーマンスが出来ることが正解といえるでしょう。納得のいくパフォーマンスとは?

【当ブログより】

レッスンのプロだからこそ考えるパフォーマンスとは、レッスンのクオリティのことです。パフォーマンスがクオリティに反映します。

どんな気持ち×何をやるか

が公式になっているようですが、その根底には健康な体の状態で、という分母が存在すると考えています。

どんな気持ち×何をやるか
  健康な状態の時

(中略)

自分自身がボイストレーニングを通して伝えることで感動を得られるのは、生徒さんが成長、飛躍、進化した時です。その気持ちは、やはりお互いのパフォーマンスの高い時に得られやすいことは、考えてみれば当たり前のことなのです。

ボイストレーニングのレッスンを動画でも
ワンバイブスでは、動画でボイストレーニングのレッスンが出来るように準備中です(一部の項目については可能です)。YouTubeで「ボイトレ高い声/○○○歌い方」などと検索すると、ズラズラとでてきますよね。 ここではいきなりみなさんに 配信します。 ダウンロードしてください。 とは言いません。別にもった...

ということは、正解はひとつではないのです。

まとめ 上達は楽しさがあってこそ

上達とは、楽しさと工夫と遊び心のブレンドです。

楽しさ=工夫×遊び心

です。

決して安易な気持ちで、直ぐに結果が得られるとは思わない方がいいでしょう。

ながらボイトレで自分の声を育てよう
家事をしながら、仕事をしながら、子育てをしながら・・・、現代人の忙しさは大変です。 そんな中、ワンバイブスでは自宅や会社で出来るボイトレをオススメしています。 課題のやり方や毎日少しずつなのか?1日おきに固めてなのか?それはあなたの学びかたにもよるところが大きいでしょう。インプットとアウトプットのタ...

そして、その楽しさをかみしめ味わうためのカギは、

  1. 自分の性格を自覚し
  2. 相手の性格を理解し
  3. 双方の相性に基づいた関わり方をすること

ここに全てがかかっているといっても良いでしょう。

この関係は、トレーナーと生徒の関係でも、音楽仲間の関係でも、仕事仲間でも、友人同士でも、個人起業家同士のコラボでも・・・です。何故なら共通して言えることは、お互いのスキルと能力をブレンドさせながら、フレーム、芯の通った串のようなものを構築、ゴールに向かっていくパートナー同士だからです。

  • テクニックには走らない
  • 正解はひとつではない

これらに繋がる情報編集力を磨くことなのです。

ワンバイブスではリテラシー、習得の仕方もパフォーマンス活声課®のプログラムに組み込まれているのです。


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