歌で音を外さないための心得とは?

singing-and-toneボイトレジム

今回は、実際の曲を歌っているときに音を外さないようにするためには、何に気づいてどうすればよいか?ということを紹介していきます。

特に歌っているときにこの部分はどうしても音程が不安定になってしまう

音程を気にしすぎると、気持ちを込めて歌えなかったり・・・

逆に気持ちを込めて歌おうとすると音程が外れそうになったり、外れてしまったりします。

どうすればよいのか?

その辺りのところもお伝えいたしましょう。

 

音痴を治す!知っておくべきことは?

音程が外れる。音程が合わない=音痴

と認識する人は、とても多いようです。

 

ボイストレーニングは、あなたに必要な8つのことをトレーナーの導きによって練習を繰り返し行なっていれば、だんだんと上達するわけです。

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ボイストレーニングの体験レッスンやレッスン時に

あなたの体験レッスンを担当するトレーナー
あなたの声がどうなっていたら最高ですか?

ということをアンケートや質問で訊いてみると、必ずこの音程の分野が入っています。

 

また、音程のことを話すときに必ず出てくるキーワードがある!と思ってもらって間違いありません。

それは、

体験レッスン受講者様
音痴を治したい。

では、この音痴とはどういう意味でしょう?

 

  • 音楽の要素からのアプローチ=音痴のケース
  • 身体の器官からのアプローチ=音痴のタイプ

このように大きくふたつ分けてお話を進めていきます。

音楽の要素別では(音痴のケース)

メロディ音痴とリズム音痴のふたつに大別されます。

その中のメロディ音痴はさらに音程音痴と抑揚音痴に分けられます。リズム音痴もテンポ音痴とパターン音痴に分けられます。

  1. メロディ音痴
    1. )音程音痴
    2. )抑揚音痴
  2. リズム音痴
    1. )テンポ音痴
    2. )パターン音痴

1.メロディ音痴

1-1.)音程音痴

いわゆる音痴というと、この音程がとれない音程音痴のことをいいます。

音痴といわれている中でもっとも多くの人が悩んでいるのがこれにあたります。

ここで注意していただきたいこと。それは「音程」という意味です。

実は、音程にはふたつの意味があるのをご存知でしたか?

【音程】ピッチインターバル

ピッチ(pitch) とは、音の高さ(高低) の調子のこと。音程が悪いという言い方は、ピッチが悪いということ。
別の意味では、基音そのもののことをピッチともいう。
インターバル(interval)とは、 音の高さと低さの間隔( 隔たり) のこと。
例えば、
「ドとラの6度のインターバルは、ピッチがとりずらい」という言い方をします。

1-2.)抑揚音痴

音程、特にピッチを気にしすぎて抑揚をつけられない。のっぺりとした棒歌になってしまう。メロディの音程、特に苦手でとり難いインターバルばかりが気になって、歌にメリハリが無くなってしまう。

こういった症状の場合は、抑揚音痴といわれています。

抑揚をつけるためには、プロソディ(韻律)のこと、子音と母音のことを知っておかないとなりません。歌っている時に無表情だと抑揚音痴になりやすいです。

アドバンスしたい方は、話す場合と歌う場合の違いを体感することで、歌にもメリハリがついた抑揚表現が出来るきっかけを得られます。

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2.リズム音痴

2-1.)テンポ音痴

一般的にリズム音痴という場合は、ほとんどこのテンポ音痴のことです。

テンポとは速度のことで、安定した捉え方をジャストといいます。

カラオケなどで、一定のテンポで歌えず、サビを歌っているときにハシったりする場合がこれに当てはまります。

歌がハシっていると気づいていない人
なんだあ??カラオケが僕よりも遅れて流れてるぞ!故障したか?!

なんてことを言わないでくださいねw

リズム(テンポ)がハシってるんだからあああ(笑)


☑ ハシる×⇔前ノリ〇⇔クウ◎⇔ジャスト◎⇔タメル◎⇔後ノリ〇⇔モタる×


それでジャストではなくモタる。ジャストではなくハシる。これではいけません。

 

2-2.)パターン音痴

このパターン音痴というのは、リズムパターンについていけないことをいいます。

1曲の中で、Aメロからコーダまで同じリズムパターンで曲が終われば、それはそれでいいんですが、曲によってはそうもいかない事が多々あります。

例えば、

  • 歌の中で急に変拍子になった場合w
  • 4/4で進んでいたのにサビ前の小節で2/4になった場合
  • 8ビートの曲中に2拍3連が何か所かあって、そこだけパターンが取りにくい

などが考えられます。

身体の器官別では(音痴のタイプ)

音痴のタイプを身体の反応によって分けると、次のようになります。

感受性音痴(感覚性音痴、耳音痴とも)

運動性音痴(喉音痴とも)

 

音痴のタイプに関しては、以前、別のアプローチでこんなことを書いていました。参考にご覧ください。

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音痴の症状別6つの対応

ここでは、

  • 実際に歌っていく場合に音の外れをどのように防いでいくか?
  • 発声の段階で何に注意すればよいのか?

ということを6つの対応策から切り込んでいきます。

あなたのタイプの見極め方とタイプ別の改善ヒントも載せちゃいましょう。

三半規管のバランスを常にチェック

平衡感覚や音を聴き分けることができる感覚の状態はどうか?を確かめましょう

両手を水平に広げる→片足立ちになる→目をつむる

こうなった時、ぐらぐらしませんか? 逆の軸足でも試してみましょう。

ぐらついた場合には、耳の三半規管のバランスが悪いです。聴くバランスも崩れてきますし、三半規管のバランスが悪いと音程がとりずらくなります。

①フラット( ♭ ) した時

睡眠不足や疲れがあると♭しやすくなりますよ。歌っているとメロディ全体が並行して下がっている場合も同じ原因です。

楽器の音に慣れてなかったり、高さが自覚できていなかったりします。いわゆる運動性音痴(喉音痴)の人がこのタイプに多いです。

顔や首、肩の緊張、みぞおちの硬さ、下顎の硬さ、喉の疲れはどうでしょう?
首の硬さを解放してあげましょう。

②音程がフレーズの途中から、フレーズの最後で下がってしまう時

表情筋やアゴや舌の硬さがある人に多い症状です。

あとは、口をハッキリと開けすぎていませんか?口を開くことが正しいと思わないでください。骨格によっては逆の場合だってあり得ますから。

口を開けて発声しましょう
ボイストレーニングで、特に発声と発音を絡めたメニューは、唇、舌を使って行うことが多いです。 舌、特に舌根を柔らかくすることは、滑舌が良くなるだけでなく、良い発声を助ける上で大切なことです。 別な言い方をすれば、唇、舌を柔らかくして発音する努力をすれば、発声はそれを応援しようと連動してくれ...

また、支える力が弱かったり、ロングトーンが続かず、息の流れが不安定にならないようにしないとなりません。

③フレーズの出だしが外れる、またはしゃくって歌う時

吸う時に胸式呼吸になっていませんか?発声練習では腹式呼吸になっているのに、歌う段階だと吸う時に力が入っていませんか?

また、フレーズの出だしで息を無駄に使っていませんか?息っぽい声といった音色ではなく、息の無駄遣いのことです。

音をあてるイメージと身体の使い方を担当トレーナーと再構築しましょう。

④シャープ( ♯ ) した時

下半身の緊張や柔軟性のないフォームだと思いもかけず♯してしまいます。
骨盤と骨盤底の筋肉は開いていますか?両ひざは固くぴんと張るのではなく、動けるようにラクにしてますか?

舌先は?舌が硬いと滑舌にも支障をきたします。

⑤どちらにもなる(♭も♯もする)そのフレーズのある部分だけ音程が外れる

聴覚のチェックをしましょう。

歌うキーは大丈夫ですか?また、苦手なインターバルや離れたインターバル(4度や6度)が歌の中のフレーズにあるので苦戦していませんか?

さらに細かなメロディ、特に降りてくるメロディをいい加減に歌うと、♭にも♯にもなりやすいので注意しましょう。

⑥あぁ、悲しきブレイクチェンジ(換声点)になる時

身体の緊張や柔軟性のないフォーム、下顎や舌の硬さは大丈夫でしょうか?
地声だけで高音域を出そうとしていませんか?

どの部分で喚声点になるのかチェックしましょう。

ミドル・ボイス、中声、ミックス・ボイス、ボイス・ミックス等、先生によって、ジャンルによって用語の意味合いや使われ方が異なりますが、

ウラ声、ファルセットとオモテ声、地声をスムーズにつなげる練習は、別の機会にしたいと考えています。

滑舌が悪いのは

そういえば、

治したい、改善したい、解決したいというベネフィットでボイストレーニングを見た時、

音程(ピッチの音痴、抑揚音痴)
リズム感(リズム音痴)
声の安定性、声量

は、よく聞く耳にする項目です。

 

でもです・・・

治したい、現状良くないので良くしたいボイトレの項目の中に

滑舌、発音があるんですが・・・、

つまり、滑舌が悪い場合

滑舌音痴

とは言わないゾ!w

 

あなたの周りに滑舌音痴って言っている人いますか?

また、そういう単語を聞いたことありますか??

 

世の中、上手くできないことは何でもかんでも

音痴

をつけりゃあイイってもんじゃないと思いますが(苦笑)

近いうち、その滑舌を良くするために、滑舌練習を助けてくれるマル秘ツールを使うと良いという内容でお届けします。

 

まとめ:自分の声を聴いてイイトコ見つけて音痴を治そう♪

音痴を自覚している人に限って、アウトプットした自分の声をフォードバックしないという傾向が見てとれます。

つまり自分の声を録音して客観的に聴くことを拒んでいる人が多いんです。

自分の声が好きではないという人は、90%以上の確立で自己肯定感が低い結果となっています。

誰もが普段は

自分の声がどうか?

なんてことを考えながら生活していません。声を意識することなく過ごしています。

だからこそ、歌でも話しことばでも朗読でも、ボイストレーニングをやっている皆さんには、自分自身の声を客観的に聴いてほしいのです。

 

また、音痴を改善する方法のひとつとして、言語学習でよく行われているシャドウイングを使った方法があるんですが、これも別の機会にします。

 

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