自主練、自己練の地味な部分を楽しさに変えるために(第5回目)

自主練自己練05 ボイトレジム

今回は、発声練習(及びその前段階での)の自主練、自己練についてのお話です。

ボイストレーニングの練習の中で、良く知られているものは

  1. リップロールリップトリルとも)
  2. タングトリル
  3. ドッグブレス
    (息を吐くだけではなく、実際に発声しているメニューもこのように言われる場合がある)

これら3つでしょうか。これらを「基本3メニュー」としておきましょうか(笑)

まあ、後はオーソドックスな

マママママママママ~/アアアアアアアアア~
(ドレミファソファミレド~)のつもり(^^♪

があります。これらは「よくある練習だから」といってバカにしてはいけません。

言っていることはどのトレーナーも同じ🎶

ただですね。これらの練習でトレーナーが言っていることは、

  • 誰でも同じ
  • どの動画を見ても同じ
  • どこのスクールに行っても同じ

僕はそのように感じています。何にハマるかは、自主練、自己練をやろうとするあなたの感性と完成度でしょう。同じリップロール攻略法でも、Aトレーナーのアップした動画でうまくできたとしても、Bトレーナーが作った動画ではうまくできないかもしれません。

だからといって、Bトレーナーが悪いとは言えないのです!

また、同業他社の方には申し訳ありませんが、

男性トレーナー
某トレーナー

私が長年かけて開発した新しいメソッドです。

と、どんなに意気込んでいたとしてもシンプルに凝縮すれば、

✔ フースラー
✔ チェザリー
✔ コーネリウス

のどれかに当てはまります。

ボイストレーニングのメソッドは何が正しい?
みなさんは、世界の三大ボイストレーナーをご存知でしょうか? ✔ フレデリック・フ―スラー ✔ コーネリウス・L・リード ✔ E. ハーバート・チェザリー この3名が世界三大ボイストレーナーといわれています。 今回は、この三大ボイストレーナーが開発したあまりにも有名なメソッドを皆さんとシェアしましょう...

制御と負担のバランス

僕自身の経験を書きます。この段階で自主練、自己練をやっているときの体感は

制御(コントロール)は最大、負担は最小!

またはその真逆で

制御は最小、負担は最大(マックス)!

を目指すことが大切になります。

 

制御(コントロール)は最大、負担は最小!とは、調子の悪い時に行う場合、歌が雑になりすぎてしまう場合、伸び悩んでいる場合に有効だと言えるでしょう。

何故なら、この感覚がそのまま喉の使い方も含めた歌う時の身体遣いに反映されるからです。

歌う時、喉にかかる負担の外し方とは
歌っていると、どうしても声が気持ちよく出せず、喉に引っかかる場合ってありますよね。 高い声を出すときに首周りが緊張して上手く出なかったり、体の余分な所に力が入っていると響かせにくくなります。 裏声やファルセットで歌う事が出来ればいいんですが、換声点(ブリッジ、ブレイクポイントとも)やフェリンジャル(...

制御は最小、負担は最大(マックス)!とは、ある基礎メニューでスコアやタイムを伸ばしたいときに有効です。これらの練習は、あなたの体調が良ければぜひ限界までやってみてください。

限界というのは

  • 時間の限界
  • 音域の限界

の二つが挙げられます。

基本3メニューを使って挑戦!

冒頭に挙げた

  1. リップロールリップトリルとも)
  2. タングトリル
  3. ドッグブレス

は、時間の限界と音域の限界の挑戦が出来ます。

1.や2.を1音につき30秒は続けることや3.を1分30秒行うことは時間の限界に挑戦しているといえます。また、1.をF5(Hi-F)まで上げていったらこんどは2.で半音階ずつ降りていき、F2(Low-F)まで発声できるか?これだけでも3オクターブの練習になります。歌で使える音域よりもボイトレで出せる音域(=限界音域)を伸ばしていった方が練習になります。良い生徒さんにも話しますが、

男性トレーナー
トレーナー

10㎏持ち上げられれば、5㎏はよほどの事がない限り持ち上がるよね。

この例えです。

ボイストレーニング教室に通っているあなたは、担当トレーナーと相談の上、または担当トレーナーが課題や宿題を出してくれると思いますのでそれに従ってやってみましょう。

ボイストレーニングを習っていないあなたが、発声練習の自己練、自主練を行おうとすると、少し敷居が高いかもしれません。何故なら、現在では、ボイトレのコンテンツがたくさん溢れすぎていて、あなたにとって必要なメニューや手段に出会うことはとても大変だと感じるからです。あなたにとっててピッタリかどうかを確かめるのに時間がかかるかもしれません。

しかし、ここを疎かにしてしまうと力が積みあがらなくなります。ボイトレ未経験のあなたは伸びるためにも、スクールやボイトレ教室の体験レッスンを受け、是非プロのトレーナーからの診断を受けてみてください。


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